【新旧対決】Nikon D60とFUJIFILM X-S10の各感度での比較をしてみた

 

こんにちは。

 

今回はカメラの撮り比べをしていこうと思います。
比較するカメラは、
2008年発売の機種「Nikon D60」と2020年11月発売の最新モデル「富士フイルム X-S10」でございます。

~比較条件~
1.画素が近い写真を撮ります
2.同じレンズを使います
3.Auto WBで撮ります
4.高感度ノイズ補正OFF
5.露出補正±0

比較する目的は2008年の機種と2020年の機種はノイズ抑制において、
12年もある差はどのようなものかを検討します。
もちろん、色表現はブランドや機種それぞれの個性がありますが、
ここは各※ISOでのノイズに注目します。
※ISO感度は、国際標準化機構で策定された写真フィルムの規格であり、
あるフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す。
従来のASA感度とDIN感度をまとめて記したものである。


ISO200 S15 F5.6 上X-S10 下D60
少し予想外の結果ですが、X-S10が肉眼で見た色とD60が肉眼で見た明るさを忠実に再現しています。
当然のことですが、この感度では目に見えるノイズは発生していません。


 ISO400 S30 F5.6 上X-S10 下D60
ISO400でも、まだどちらもほとんどノイズがありません。


ISO800 S60 F5.6 上X-S10 下D60
ノイズが出始めると言われる感度ですが、
拡大してじっと見ていると、コットンの箱やカップメンの右上のあたりに
比較的、荒れている部分がありますが、気になるかならないか程度


ISO1600 S125 F5.6 上X-S10 下D60
ここから差が開き始めます。上の写真はさほど変わらないのに対して、
下の写真は空白の部分や、コットン箱のバーコードが紙やすりのように粗くなっています。
と言っても#1000の極細目。(分かりにくいかな?)


Nikon D60の標準ISOは1600までのため、これ以上の比較はできません。
一方、X-S10は12800までであり、拡張で51200まで使えます。
これが12年間の差と言えます。

しかし、これもあくまでカメラの画像処理エンジンでJPEGを出力する場合で、
RAWで写真を撮っている方にはノイズの比較はあまり意味がありません。
高いISOがもたらす意味はより多くの場合でも、
写真に残したい瞬間を手軽く留めることができます。

如何でしたか。もちろん今のカメラは使えるISOが上がっているだけでなく、
ミラーレス機種の普及、タッチパネル、無線通信などが標準搭載の一方で、
小型・軽量化になりつつあり、カメラを触ったことのない人でも簡単に扱うことができます。

また、最近のスマホはよく一眼カメラに匹敵するほど画質がいいと言われますが、
果たしてどうなのか、機会があれば検証してみようと思います。

今回はここまで。ありがとうございました。 

下記に、今回使用したものと同じ「Nikon D60」の詳細ページを
掲載しております、是非ご確認いただければと思います。 


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